市販されている製品には、主に次のような成分が使用されています。その成分を配合する目的も知っておくと、その製品の効能もみえてきますよ。
成分を知って、その成分の働きから製品を選ぶのも、ひとつの方法です。
温熱効果や清浄効果を高めたり、湯を軟らかくするために使用されます。
入浴による温熱効果を高めるために使用されます。
皮膚を清浄にするために使用されます。パパイヤに含まれるタンパク質分解酵素「パパイン」が有名。
重曹等の炭酸塩と組み合せて配合し、発泡入浴剤の「発泡」(炭酸ガス)を発生するために使用されます。フルーツに多く含まれ、「フルーツ酸」とも呼ばれ、湯のpHを調整します。
肌をしっとりさせるために使用されます。
お湯に色をつけるために使用されます。石油から精製するタール系色素は、「赤色○号、黄色○号、青色○号」などと表記されています。天然系の着色剤ではリポフラビン(黄色)、銅クロロフィリンNa(緑色)などあります。タール系色素と比較すると、色が薄いという特徴があります。
お湯に香りをつけるために使用されます。成分名として「香料」と表記されてしまうために、その実態がわからないことが多いようです。
特殊な化合物を用いた製品では、品質保持のために防腐剤・保存料が使用されます。
日本浴用剤工業会によると、入浴剤の成分構成によって、6種類に分けることができるそうです。
この6種類の特徴を知っておくと、自分の求めている製品を選びやすくなります。
| 種類 | 主な特徴 | 代表的な成分 |
|---|---|---|
| 無機塩類系 | 無機塩類を主成分とし、保湿剤、色素、香料、その他の成分を添加したもの。 | 硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、など |
| 炭酸ガス系 | 炭酸ガス系 炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等の炭酸塩と有機酸類を組み合わせて配合し、保湿剤、色素、香料、その他の成分を添加したもの。 | 炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等とコハク酸、フマル酸、リンゴ酸等を組み合わせたもの |
| 薬用植物系 (生薬系) |
生薬類をそのまま刻んだものと、生薬エキスを取り出して無機塩類等と組み合わせたものがある。 | センキュウ、トウキ、ボウフウ、チンピ、カミツレ、ハッカ葉等の生薬を配合しており、生薬をそのまま刻んだもの、生薬のエキスを取り出して他の成分と組み合せたもの等種類は色々 |
| 酵素系 | 酵素を配合したもので、無機塩類と組み合わせることが多い。 | 蛋白質分解酵素、パパイン、パンクレアチン等の酵素を配合したもので、無機塩類と組み合わせて使うことが多い |
| 清涼系 | 無機塩類系や炭酸ガス系の基剤に、清涼成分等により冷感を付与させ、風呂上りの肌をサッパリさせたもの。 | l-メントール、炭酸水素ナトリウム、硫酸アルミニウムカリウム等を配合したもの |
| スキンケア系 | 保湿成分を含み、白濁するものや無機塩類に保湿成分を含ませたもの。 | セラミド、コレステリルエステル、米胚芽油、エステル油、スクワラン、ホホバ油、ミネラルオイル、米発酵エキス等の保湿成分を主に配合したもの |
(日本浴用剤工業会の資料を参考にして、まとめています)