入浴には、血行促進効果があります。血液のめぐりが良くなると、血中の疲労物質や老廃物がどんどん流れていき排出されるので、疲れが取れ、肌がきれいになります。
さらに、血行が良くなれば、必要な栄養分を血液がスムーズに運んでくれるようになるため、体は元気になり、細胞の新陳代謝が良くなります。
新陳代謝が良くなると、脂肪が燃えやすくなるのでダイエット効果も期待できますし、細胞が活性化するために老化防止効果も期待できるわけです。
こうした効果を、もっと効率的に得られる方法があります。
「半身浴」「温冷交代浴」「高温反復浴」です。
半身浴とは、ぬるめのお湯に、胸から下だけゆっくりとつかる入浴法です。全身浴に比べると心臓への負担が軽く、体にやさしいです。じっくりと体の深部から温まることができます。そのため、通常の入浴よりも多めに汗をかきやすくなります。
大量の汗をかくことで、体の内部に溜まっていた老廃物や脂肪なども一緒に体外に出すことができるので、ダイエット効果、透明感のある美肌効果が期待できます。
また肌は42度以上の熱いお湯に入ると、皮膚の皮脂が落ちてしまい、カサカサになってしまいます。ぬるめのお湯に入る半身浴は、美肌をつくるためにはとても良い方法といえます。
<正しい半身浴の方法>
<半身浴の注意点>
熱い湯船につかった後、冷たいシャワーを浴びるのを数回繰り返す入浴法です。これを繰り返すことによって、血液循環がとても良くなります。
また、お湯と冷水の肌への刺激が、自律神経を活性化させることができるので、ストレスの多い人にもおすすめです。
温冷浴は、疲労回復や美肌に関しては即効性があり、効果も高いといわれています。
<正しい温冷交代浴の方法>
1)まずは、ぬるめのかかり湯をします。それから熱いお湯を浴びましょう。体に負担をかけないためです。
2)入浴する前に顔、髪、体を洗っておきましょう。交代浴を始める前に、先髪などを済ませておきます。
3)42度以上の熱いお湯に、3分間肩までつかります。
4)湯船から出たら、冷たいシャワーを手足から徐々に浴びていきます。慣れてきたら、太もも、体と浴びていきます。冬の水は冷たいので、少しだけお湯を足してもいいでしょう。冷たいシャワーは10秒間浴びます。
5)それ以後は、42度以上の湯船につかり、冷たいシャワーを浴びる行為を、5セット繰り返します。
6)最後は必ず冷水で終わるようにします。
(参考本「体によく効くお風呂の入り方」)
<温冷交代浴の注意ポイント>
熱いお湯に何度も繰り返し入ることで代謝を高め、さらに多くのカロリーを消費できる入浴法です。
熱いお湯が交感神経を刺激するため、すっきりクリアな気分になれます。相当な体力を使い、かなりの汗をかきますので、毎日ではなく週1~3日くらいを目安にしましょう。
<正しい高温反復浴の方法>
1)ぬるいお湯でかかり湯を浴びてから、ゆっくりと浴槽に入ります。
2)43℃以上の湯船に、まず胸までつかります。お湯の温度が高いので、一気につかるのではなく、まずは胸までつかりましょう。
3)次に肩まで入る全身浴で、約2分間つかりましょう。
4)湯船から出て、約5分間休憩します。この時間を利用して顔と髪を洗ってもいいでしょう。体力的に大変な場合は、休みましょう。
5)また湯船に戻って約2分間、2回目の高温浴をします。
6)浴槽から出て5分間の休憩をします。
7)3回目の高温浴も、約2分。これで終了です。
<高温反復浴の注意ポイント>