冷えは、血のめぐりが悪くなることが原因で起こってくると言われています。
聞くところによると、血のめぐりを良くするためには、「末梢神経」に注目し、そこを温めると効率よく体を温めることができるそうです。
末梢神経は手や足に多く、「血のめぐりは手足の末梢神経から始まる」と言われているようですから、足を温めて足部分の血のめぐりが良くなると、全体の血液循環がよくなるわけです。
特に、足は心臓からもっとも遠く離れていることから、血行が悪くなりやすく、それによって冷えやすい場所でもあります。足を温めて足の血行を良くしてあげることは、全身の「冷え」対策にも有効な方法だといえるのです。
実際にやってみると、「足浴」をするだけでも全身がとてもよく温まります。
足で温められた血液は全身をめぐっていくので、全身浴と同じように汗をジワッとかくほどになります。
女性にとって「冷え」は大敵。冷え性はいろんな病気を引き起こす原因にもなります。足浴はテレビを見ながらでも、本を読みながらでもカンタンにできるものですから、方法を覚えて生活に取り入れてみましょう。
冷え解消にはもってこいの方法です。
足浴には次のような効果があります。
■体全体の血行が良くなる
足浴をすると、体全体の血行が良くなります。それによって全身浴と同じく、全身が温まることができます。
■安全に体を温める
足浴には全身浴に見られる血圧上昇という心配がなく、心臓などに負担もかからないことから、高血圧や心疾患などの人でも無理なく体を温めることができます。安全な入浴法です。
お風呂に入れないような体調の悪いときでも、足浴は体への負担も少ないので、あまり問題はありません。
■デトックス効果
汗をかきにくい人も足浴を毎日続けていると、次第に代謝が活発になってきて、汗をかきやすくなります。こうした状態になると、体に蓄積された老廃物を体外に出す機能が活性化されるそうです。
血液中には老廃物や疲労物質などが含まれているのですが、血液のめぐりが悪かったりすると、それらが排出されずに血液中に残ってしまい、重力の関係で足にたまりやすくなります。足浴は、足を温めて血のめぐりを良くすることで、効率的にたまった老廃物を排出することができます。
■自己免疫を高める!
足浴には「自己免疫を高める効果」もあることがわかっているそうです。医学的な臨床実験で確認されているのだとか。
20分間の足浴を行って血液検査をしたところ、がん細胞を殺す免疫細胞の「NK細胞」(ナチュラルキラー細胞)が活性化している人が増えたということです。
■良質な睡眠が得られる
足浴は、足のむくみや体の疲労を緩和できるので、それによりよく眠れるようになる人が多いようです。
1)両足が入る大きさのフットバスやバケツを用意します。足首の上くらいまでお湯を入れても余裕があるくらいがいいでしょう。ふくらはぎまで浸けたい人は、底の深いバケツを準備してください。
2)容器にお湯を入れます。温度は40度前後のお湯で、足くるぶしの5cm上くらいまで注ぎ込みます。
3)お湯に足を浸けます。時間は、約20分くらいの目安がいいでしょう。汗がにじんでくると、全身が温まっています。汗が出なくても足浴を習慣にすれば、汗をかきやすくなっていきます。
<足浴をもっと楽しむためのアドバイス>
■「シャリ塩浴」
シャリ塩とは、「硫酸マグネシウム」のこと。薬局で売られています。これをお湯に入れて足浴すると、よく温まります。
入れる量の目安は、バケツに足首までお湯を入れた場合、大さじ4杯くらいです。
■「交互温冷浴」
冷たい水と温かいお湯。これに足を交互にひたすことで、足の血行を促進して冷えを解消します。
2つのバケツに、お湯と水道水くらいの温度の水を入れて、まずは両足を水に「1分間」、その後お湯に「20分間」、最後に水に「1分間」浸します。